挙式当日に行う儀礼

  1. 福井での婚家立ち寄りの流れの一例

    ①自宅着付け自宅での着付けが済むと先祖に結婚することを報告して、感謝のお参りをします。福井では現在でも「花嫁・花婿は自宅から出るもの」という考えが残っている地域があり、自宅で着付けをすることがあります。

  2. 福井の輿入れの包みってなに?

    男性方から納める「結納」に対して、女性方が納める包みを「結納返し」と呼ぶことが多いようですが、正式には「お輿入れの包み」や「婚礼の包み」と呼びます。「結納返し」というと、"結納をお受けできないのでお返しします"という意味、つまり破談とか婚約破棄とも解釈されるので気をつけましょう。

  3. 福井の万寿巻きにはどんな意味があるの?

    福井では今でも花嫁一行が到着すると、それを見物に来ている人たちに万寿を手渡したり、家の2階や屋根の上から万寿をまく風習があります。最近は万寿だけでなく、そばやラーメン、スナック菓子など、にぎやかにまかれています(結婚式の演出に取り入れている式場もあります)。

  4. 福井での一生水にはどんな意味があるの?

    挙式当日、嫁入り(婿入り)する本人が、婚家に入る前に玄関で一升マスの中のかわらけ(土器)を取って、その中の水を飲みます。このことを「一生水の儀」といいます。「一升」は「一生」に通じ、"一生その家の水を飲ませてもらう"、"一生その水が合うように"という意味を含んでいます。

  5. 福井の婚家立ち寄りで準備するものとは?

    ●飾り付けできれば結婚式当日は、男性・女性それぞれの家で、床の間におめでたい掛軸(三幅対、高砂、寿老人など)をかけておきます。さらに、男性方(婿養子の場合は女性方)の家では、玄関に家紋入りの幕を張ったり、床飾り(立ち棒、稲穂、熨斗おさえ)をすると良いでしょう。

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